付帯工事
SUPPLEMENTARY 付帯工事
軒天
軒天は軒の裏側にある天井部分を指し、屋根の真下部分にある壁のことをいいます。
部位的に直射日光は当たりませんが、照り返しによる色あせが起こります。
また、湿気が溜まりやすいためカビが発生しやすく、雨漏りなどからシミができてしまうこともあります。
傷みが進行してしまうと、見た目を損ねてしまうことになりますし、軒天が劣化することによって下地材の垂木や野地板の傷みにつながります。上記にもありますが、軒天は基本的に日光が当たりません。
そのため暗めに見えることが多いので、白や明るめの色を選ぶことをおすすめしています。
破風板
破風(はふ)板とは屋根と外壁の間にある山形になっている部分で、雨風の吹込みを防ぐ役割を担っています。耐久性や防火性を高めるという目的でも必要とされています。
破風板も外壁や屋根と同じように、直射日光や雨風が当たるため傷みやすい箇所です。特に南側は傷みが出やすく、紫外線によって塗膜の剥がれが発生することもあります。
雨戸
電動工具にワイヤブラシをつけてサビやフル塗膜、そして汚れを落とすケレン作業を行います。
この作業は非常に重要で、塗料の密着良くしますし、塗膜の寿命を長くするなどの効果につながります。トタン屋根の場合には下塗りの工程の中で錆び止めの塗料も塗っていきます。
雨桶
雨樋は雨水を軒先で受けて、地上に流すために設置されています。
丸型や箱型の形状が多く、塩化ビニール樹脂や、ガルバリウム鋼板などで作られています。
屋根や外壁部分に比べると、痛みの進行が遅いため優先順位は高くありませんが、劣化してくると見栄えも悪くなります。塗り替えや症状によっては交換することによって美観を保つことができます。
水切り
水切りは外部回りの出ている箇所から雨水が土台や基礎に入らないようにある部分です。
水切りで土台に雨水が入らないようにしていても、水切り自体が傷んでいると保護の役割を果たせません。また、雨水が土台の中に入ると腐敗の原因にもなりますし、シロアリなどの害虫を繁殖させる原因にもつながります。