ケレンのお話
2018-10-12
ペイント王のこと

こんにちは、ペイント王です!
本日は「ケレン」のお話をしたいと思います(‘ω’)ノ
ちなみに「ケレン」とは何かご存知でしょうか?
ケレンとは下地処理の一部
外壁塗装のケレンとは、塗装をする前の下地処理の一部で、不要な部分を削り取り綺麗に掃除をすることを指します。
どんな下地を塗装する際にもこのケレンの工程は必ず必要です。
語源ですが、英語の「clean」が変化したものと言われています。
建設用語というより、塗装職人用語が一般名称になったらしいです。
ケレンという言葉には「正当でない」「邪道な」といった意味があり、転じて「突っ張っている」「ささくれ立っている」といった印象があるかもしれません。そんな共通の語感イメージがあり、「ケレン」が根付いてしまったのかもしれませんね。
ケレンの重要性
外壁塗装に限らない事ですが、塗装全般でケレンが大切な理由は、下地との密着と仕上がりの美しさに関わってくるからです。
そこで、ケレンの工程でしておくべき作業は以下の3つに分けられます。
- 削る・切り取る、といった「取り除く作業」
- 「目荒し」といって適切な範囲でわざと表面を凸凹に荒らす作業
- 掃く・吸い取る・吹き飛ばす・拭き取る、といった「掃除の作業」
塗る面の下地がブツブツしていたら取り除き、剥がれないように凹凸を付け、塗れるように掃除をしておく。これがケレンの仕事です。
いくら塗装の匠が刷毛を持っていても、ケレンが出来なければ綺麗に仕上がらず、ハガレてしまうので、塗る技術より適切な
ケレンが出来る技術の方が重要なのです。