モルタルの壁のヒビ割れの中で特に注意したいこと①
2018-10-19
ペイント王のこと
こんにちは、外壁塗装専門店ペイント王【泉大津市】店です(‘ω’)ノ
今日は「モルタル外壁に入るヒビ割れの中で注意したい3つの場所」をお話したいと思います。
その前に、ヒビ割れから必ず雨漏りするわけでは無いですが、
訪問業者にしつこく脅かされる原因にもなり、どうしたら良いのか分からないまま放置している方も多いのではないでしょうか。
ヒビ割れは、必ず雨漏りする訳ではありませんが中には本当に雨漏りに直結するものもあり油断は出来ません。
特にモルタルの外壁にはヒビ割れが付き物です。
ですからモルタル外壁の外壁塗装をする時には、どんな長持ちする塗料を塗ることよりも「雨漏りしやすいヒビ割れを発見して、適切な処理をすること」が重要になります。
そこで今回は、モルタル外壁に入るヒビ割れの中で特に注意したい代表的な3つのヒビ割れについてお伝えします。
1・ヒビ割れから雨漏りに至るまで
まずはモルタル外壁にヒビが入り、雨漏りしてしまうまでに見られる症状を確認してみましょう。
美観が悪くなる
外壁にヒビ割が割れてしばらくすると、写真のようにヒビの周りが黒ずんできます。
これは雨水がヒビに浸み込み、シミのように見えるからです。
これでは建物の外観を大きく損ない、ヒビ自体が大きくなくても目立ちます。
また、この段階でヒビを安易に埋めてしまい、ヒビの埋め跡の方が美観を損なう結果になることもあります。
塗料が剥がれてくる
ヒビ割れから入った水分は下地との間に入り、塗装が剥がれてくることもあります。
剥がれた部分はどんどん周囲に広がっていきますので、 気が付いた時にはヒビより剥がれの方に目が行ってしまうかもしれません。
塗装の剥がれた部分のヒビからは増々水が入りやすくなり、外壁の素材そのものを著しく劣化させてしまいます。
外壁の塗装が剥がれた部分にヒビがあれば早急な対応が必要かもしれません。
雨漏り
最後にヒビ割れの被害で一番怖いのは雨漏りです。
雨漏りは、水が入ってくる入口が見つかればそこを塞げば直ります。
ただし、その水の入り口を見つけるのは容易ではありません。
水の侵入経路を正確に見つけるには壁を壊して確認をしなければなりません。
写真のように下地を壊して確認していくと、材木が傷んでいるので入口がどこか判別出来る場合が多いです。
ただ、壁を壊すとなると修復費用もばかになりません。
何とか壁は壊さずに外側から直すには、工事する我々業者が「雨漏りしやすいヒビの特徴」をよく知っていなければなりません。
よくあるヒビ① 窓の下や上では…
窓の角には雨水の通り道になることが多く、他の場所よりも雨水が多く流れます。
窓の周りのヒビ割れは、斜めに入ることが多いのですが、
写真のように、ビビ割れが窓の角から真下に延びている場合には注意が必要です。
雨水が入る量が多くなり、室内に雨漏りが無くても外壁の下地を腐らせているかもしれません。
よくあるヒビ② 壁の中央は…
外壁の中央にまんべんなくヒビが入っている場合は、基本的にどこから雨が入ってもおかしくない状態です。
このようなヒビは築5年~7年程度で入ってくることも多く、建築会社に相談すれば対応してもらえる可能性もありますが、具体的な雨漏り被害が無い場合には難しいかもしれません。
10年を過ぎてくると、ヒビ割れから継続的に入った雨水でモルタル内部にある「透湿防水紙」が切れてしまいます。
すると、ヒビ割れから入った雨水が窓枠の部分で突き当たり、窓枠の上部から室内に雨が漏る・・・
といった事例が多いです。
その時に、外の窓枠の付け根から雨が入ったと思われることが多いのですが、あまりサッシの枠廻りから雨が入る事は無いようです。
窓廻りにコーキングをしても止まらない場合はその上部のどこかから雨が入っていることになります。
いよいよ、モルタル外壁に入るヒビ割れの中で特に注意したい代表的な3つのヒビ割れについてお伝えし……ようと思いましたが、かなり長くなってしまったので、