サイディングの話 極 ⑦
2019-03-06
ペイント王のこと
こんにちは! ペイント王です。前回の続きから
▽補修の流れ
- 1.傷みが出ている目地を清掃する
ハケなどで軽く表面の汚れを払う程度で大丈夫です。
- 2.目地の両脇にマスキングテープをはる
サイディングは凹凸があるのでそれに沿って壁と密着するように貼りましょう。
またテープの端を折り込むと、最後にテープが剥がしやすくなります。
- 3.プライマーを塗る
シーリング材が密着するようにしっかり塗っていきます。
プライマーを塗ったら30分ほど乾燥させましょう。
冬場は通常よりも乾きにくいので40分以上乾燥させると良いでしょう。
- 4.シーリング(コーキング)材を打つ
シーリング材の先端をハサミやカッターなどで斜めに切断し、コーキングガンにセットします。
セット出来たら目地に沿って注入しましょう。
力を入れすぎるとたくさん出て、はみ出してしまうので気を付けてください。
- 5.ヘラで均(なら)す
シーリング材を押し込むようにならすと隙間ができず奥まで充てん出来ます。
またシーリング材を打つときはお洋服に付かないようお気を付けください。洗濯しても落ちないことがあります。
- 6.マスキングテープをはがす
シーリング材を充てんしたら時間を置かずテープを剥がしましょう。
時間を置いてしまうとシーリングの表面が硬化してテープに付き、テープを剥がす際に仕上がりが悪くなってしまいます。
以上で目地の補修が完了です。
いかがでしたか。今回は増し打ちでの補修方法を紹介しましたが、症状が多く出ている場合は補修ではなくプロに「打ち替え」を依頼することをおすすめします。
2-3 補修後は1年以内にプロに点検を依頼
ここまで、誰でもできる補修の手順を紹介していきましたが、やはりDIYでの補修は応急処置でしかありません。
補修をしたからといって安心せず、1年以内に専門業者に点検を依頼してください。
なぜなら傷みが出てきているということはサイディング全体が劣化している可能性が高いからです。
したがって傷みが確認出来たら、まず専門業者にしっかり点検してもらい適切なメンテナンスの提案をしてもらいましょう。