外壁屋根塗装必要度チェック
2022-11-01
塗装のこと
外壁の塗装や屋根の塗装は年月の経過とともに劣化していきます。
その変化はとても緩やかなので、毎日目にしているとその変化に気付きにくいものです。
塗装の劣化が進むと、次第に表面のツヤがなくなっていき、ひび割れができたりカビが生えたりします。
劣化が進むことで美観を損なうだけでなく、水がしみ込んだり腐食したりと建物にダメージを与えてしまうこともあります。
以下を参考に、外壁や部位ごとに劣化の度合いをチェックしてみてください。
それぞれチェックをした合計ポイントで、塗り替えの必要度を確認してみましょう。
外壁症状チェックポイント
『モルタル』と『サイディング』という壁材のごとの外壁の症状のチェックポイントをお伝えします。
モルタル
『モルタル』とは、セメントに砂と水を混ぜたものを左官職人が手塗りしていくタイプの壁材です。
ザラザラ感があり、温かみのある風合いで、継ぎ目がないのが特徴です。
そのため、壁がカーブを描いている場合などでも利用することができます。
【症状例】
・触ると白い粉がつく
・ひび割れがある
・塗料が剥がれている
・コケが発生している
【劣化度チェック】
□傷みが目立つ……2ポイント
□傷みがある……1ポイント
□現状は気にならない……0ポイント
サイディング
『サイディング』とは、外壁に貼り付けていくタイプの壁材です。
工場で壁材を製造して現場で組み立てて貼り付けるため継ぎ目があります。
サイディングには窯業系、金属系、木質系、樹脂系と複数の種類があり、それぞれに風合いの違いや特徴があります。
また、シンプルなデザインやレンガ調のデザインなどデザインも豊富なのが特徴です。
サイディングは板状の壁材を貼り付けていくため、継ぎ目にはシーリング材(コーキング)を利用するため、劣化度をチェックする際には継ぎ目部分のチェックも必要です。
【症状例】
・シーリング材(コーキング)のはがれがある
・シーリング材(コーキング)にひび割れがある
・色があせている
・表面に傷ができている
・塗料がはがれている
【劣化度チェック】
□傷みが目立つ……2ポイント
□傷みがある……1ポイント
□現状は気にならない……0ポイント
付帯部分チェックポイント
外壁・屋根に付帯している部分ごとのチェックポイントをお伝えします。
破風板
『破風板(はふいた)』とは、屋根の側面に取り付けられている山形の板の部分を指します。
屋根には様々な形状がありますが、一般的な形状のひとつに『切妻造(きりづまづくり)』というものがあります。
これは本を開いてふせたような形です。
この両端の三角形になっている部分が『破風』と呼ばれており、この『破風』に取り付けられている板を『破風板』と呼びます。
【症状例】
・塗膜がはがれている
・ひび割れなど破損がある
・反りかえっている
【劣化度チェック】
□傷みが目立つ……2ポイント
□傷みがある……1ポイント
□現状は気にならない……0ポイント
雨戸・戸袋
『雨戸』とは、主に風雨を防ぐ目的で窓の外側に取り付けられている戸のことです。そして『戸袋』とは、雨戸を開けたときに雨戸を収納しておくための箱状のものです。
【症状例】
・塗膜がはがれている
・ひび割れなど破損がある
・反りかえっている
【劣化度チェック】
□傷みが目立つ……2ポイント
□傷みがある……1ポイント
□現状は気にならない……0ポイント
塗り替え必要度レベル1(0~2ポイント)
合計ポイントが0~2ポイントの場合。
現時点では大きな心配はありませんので安心してください。
もしも部分的に気になるところがあれば、外壁塗装会社に相談をしてみましょう。
また、定期的にチェックをおこなって劣化が進む前に対処できるようにしましょう。
塗り替え必要度レベル2(3~5ポイント)
部分的に傷みが現れはじめているようです。
問題のある部位が他の部位に影響を与えてしまうこともあります。
外壁塗装会社に相談をして計画的に修理をおこなっていくようにしてください。
早めに対処をすることで工事費用を抑えることもできます。
塗り替え必要度レベル3(6~9ポイント)
部分的に傷みが現れはじめているようです。
問題のある部位が他の部位に影響を与えてしまうこともあります。
外壁塗装会社に相談をして計画的に修理をおこなっていくようにしてください。
早めに対処をすることで工事費用を抑えることもできます。
外壁のチェックは安全な範囲で
傷みや劣化が進行している可能性が高くなっています。
一部または全体の外壁の塗り替えリフォームをおすすめします。
放置することで劣化がさらに進行し、建物全体に悪影響を及ぼしてしまう可能性があります。
まずは信頼できる外壁塗装会社に相談しましょう。